今日は優婆尊をご紹介します。
羽黒に一際高い杉の大木があります。こちらが優婆尊です。
地元では「うばさま」と慕われています。
毎月19日・20日と大祭時に御開帳されます。
歴史ある建物です。
安産・子育て・無病延命のご利益があります。
詳しい説明は一番下でご覧ください。
天平5年(西暦733年・奈良時代)僧侶行基(ぎょうき)が65歳の時この地を訪れていた際に
村人より変わった木があると伝えられ、御祈祷したところ霊木と見抜きどの様な仏像を彫刻しようかと迷った時、お告げにより尊像・優婆尊を4体彫刻されたと伝えられているそうです。
天正14年(西暦1586年・安土桃山時代)出湯の華報寺(けほうじ)住職の夢枕に立った優婆尊のお告げから現在の場所にお堂を建てられたと伝えられてるそうです。華報寺にも1体の優婆尊が祀られています。残りの2体の行方はどうなんでしょうか?詳しいことは今度聞いてみましょう。
現在のお堂は安永6年(西暦1777年・江戸時代)に建てられたものです。
優婆尊は難産・難病を救ったと言われ安産・子育て・無病延命のご利益があるので
是非こちらに来られた際はお立ち寄りください。
また、最近では1月11日の地元紙・新潟日報にも掲載されていましたが
地元の有志たちの努力で登録有形文化財に申請されました。
優婆尊では、お参りする際に「おんはらまにそわか」とお唱えするそうです。彫刻された行基は法相宗ですが、お堂を建てられた華報寺さんは真言宗なので「おんはらまにそわか」とお唱えするのでしょうね。現在管理されておられるのは次郎丸にある曹洞宗の高徳寺さんです。
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